考えるオタク
LOCOの活動ももう終わりに差し掛かり、今はSWIPEでの活動があるんじゃないか？！？！と盛り上がっている今日この頃、オタクは考えた。
LOCOでカムバしてからずっとモヤモヤしていたあの感情にそろそろ向き合わねばならんのではないか？？
私がずっとモヤモヤしてたのは、IT'zシリーズの区切りと共に恋愛の歌を歌うようになったITZYに対してなんかガッカリしたという感想である。
Not Shyからそういった声があったけれど、今回の歌で決定的になった気がする。理由は分からないけどそんな気がする。
いつもは検索しない私が色々検索してたくさんの意見に触れてみた。その中で一番なるほど〜と思いつつ、モヤモヤして胸に引っかかった意見が
「ITZYの恋愛の歌がなんかヘテロっぽくてガッカリ」という物だった。
ふんふんなるほど🤔なんか言ってること分かるぞ
ヘテロとは何の事かというと、ヘテロセクシャル(ヘテロセクシュアリティ)の略で異性愛者(異性愛そのもの)を意味する。簡単に言えば女性が男性を愛し、男性が女性を愛するパターンの性的指向の事だ。細かく言うとヘテロロマンティックとかもあるけどざっくり略してヘテロ。
先程の意見を見てみると「ITZYが歌っている恋愛の歌は異性を愛することを前提に歌っているみたいで嫌だ」という物だ。目から鱗の考え方だ。
確かにこの世には異性愛の歌が溢れてるし、実際にITZYの歌もそうなのかもしれないと思った私はナッシャイ、マピア、ロコの歌詞をじっくり見てみた。
でも異性(ここで言えば男性)を感じさせる歌詞はない。だけど一点だけ。今回のMVで遂に
男性が登場した。
これか？！これが決定的なんか？？(焦る私)
なんかここで伝説のアレを思い出した。
結構バズってたコレ。これの何がやばいかと言うと、自身の性的指向も相手の性自認も何もかも限定していないこと。リュジンちゃんの性に対する考え方が多くの人がITZYにはこうあって欲しいと求めるものと一致した証拠だろう。
だからこそITZYのMVに特定の性別の人間が出てきたり、恋愛の歌を歌う事に抵抗を覚える人が少なくないんだと気がついた。
しかし、じゃあイッジがヘテロじゃ駄目なの？と天邪鬼な私が顔を出す。LGBTQに理解があるヘテロでも良いじゃん。イッジはセクマイじゃなきゃいけない？イッジが異性愛者じゃダメなの？
こんな感じでぐるぐるしていたのである。
だって今までのITZYの歌には性別を限定する表現は無かったし、今回私がMVで「男が出てきた」って表現しているのだって、実際はジェンダー表現が男性の女性かもしれないし言ってみたらキリが無い。要は全ての判断は受け取り手に委ねられているのである。
実はITZYのMVリアクション動画が出た時に、ITZYのメンバー達も初めて見た男性俳優の登場に「彼氏」だと解釈していた。
ITZY "LOCO" M/V Reaction Video - YouTube
これがリアルな大衆の反応だと思う。ただここで私が思うのは、これが当たり前だとされている世の中に疑問を抱いたり、それを当たり前だと思う自分の考えに疑問を抱く事は正しくても、その矛先をイッジに向けるのは何か違うのではないか、と思うのだ。これを異性愛の歌だと判断するのは貴方自身であって、これを他の何かで解釈するのも聴き手の自由だ。自由に解釈できるものを一方的に解釈して、更にそれを押し付けて勝手にガッカリするのは何か違う気がした。
【追記】
実はリュジンちゃんがカムバックショーで歌詞の話が出た際にこんな事を言っていた。
何かに夢中になる(LOCO)になる感情がピンと来ました。自身の夢の為に歩んでいる人にとって "LOCO"は恋の歌としてだけでなく、その夢もまたLOCOだと言えるのではないかと…
— 가나미 (@ryu_mycelebrity) 2021年10月12日
リュジンちゃんはLOCOをそう解釈した。愛のうたってなんだろう。その対象は誰かだったり何かだったり…私たちに委ねられているものをどう受け止めるのか、ITZYを愛する上で凄く大事な事だと思った。
最後に
私の中で整理ができていない事を文章に起こしたり、表現する事で誤解を生むと思ったから迷っていたけど、こうやって疑問を投げるのもアリだと思ってブログを書きました。
嫌な気持ちになってしまう人もいるかもしれません。本当にごめんなさい。でもどこかの誰かが何かを考えるきっかけの一部にでもなってくれたら嬉しいです。
貴方はITZYに何を求めますか？
